『「ラクして速い」が一番すごい』は新社会人が持っておくべき1冊
読んだ本
仕事はスピードが大事
僕は完璧主義者なところがある。仕事をしていると、この完璧主義というのが非常に厄介だ。
仕事というのは、時間をかけて一生懸命やれば成果が上がるというわけではない。仕事ではスピードも求められる。生真面目にやっているとあっという間に時間が経ってしまう。それに、頑張ったところでやり直しになってしまえば時間の無駄でしかない。
仕事は全てが良い方向に進むとは限らない。どこかからミスが出てきたり、手を抜いたり、足を引っ張ったりする人もいる。そんな中で、成果を出すのは大変だ。
ただ、どこにでも仕事のできる人はいる。そういう人を見てきて、働くのは嫌いだけど、仕事のできる人はうらやましいと思える。限られた時間で成果をあげられると、職場での評価も上がる。残業をしなくていいので、プライベートな時間も持てる。働く人にとって、仕事ができるに越したことはない。
「ラクして速い」は手抜きではない
『「ラクして速い」が一番すごい』は仕事ができる人になりたいと思っている人はもちろん、これから社会人になる人にもおすすめだ。
「ラクして速い」のポイントは仕事の手を抜くことではない。集中すべきものと捨てるべきものを取捨選択し、無駄な仕事を減らすことだ。
この本では結果につながらない努力を5パターンに分けてある。
1:一生懸命がんばるけれども、やり直しが多い
2:すべてに全力投球で、疲れ果てる
3:責任感を持ちすぎて、仕事を抱えすぎる
4:根回しに労力と時間をかけすぎ、疲弊する
5:上司の指示通りにやるが、結果が伴わない
「ラクして速い」になるために、次のように置き換え、5章に分けてそのコツが書かれている。
1:一発で決める
2:スパっと割り切る
3:抱え込まない
4:組織の「壁」を利用する
5:自分で「できる」ようになる
メールのやりとり、資料の作りのコツなどの比較的簡単なものから、上司とのやりとりや会社での立ち回りなど、少し難しいことも書かれてある。この本でのコツを全て実践していると、痛い社員になるのかねない。だから、職場に応じてこの本に書かれていることを取り入れてみると「ラクして速い」仕事のできる人になれる。